マルハンの火災の原因「ゴミ箱燃やして帰ったらお祭り騒ぎだね」との書き込み

マルハン火災原因イメージ事件・事故
マルハン火災原因イメージ

厚木市にあるパチンコ店マルハンの立体駐車場で車100台以上が焼ける火事がありました。こんな大規模な火災なので「原因について知りたい」と多くの方が思っているのを目にしました。

そのためこの火災の原因について、調査した結果とんでもない発言をしている人を発見しました。

マルハンの火災の原因は放火か

マルハンの火災の原因が放火である可能性が浮上しました。5ch(旧2ch)という匿名掲示板の為替について語り合うスレッドにて次のような投稿がありました。

「帰りに立体駐車場のごみ箱?変な箱燃やして帰ったらなんかお祭り騒ぎだね」

この投稿はマルハンの立体駐車場での火災が起きた当日の夕方に投稿されたものです。この書き込みを見ると投稿者がパチンコに負けて立体駐車場に火をつけたというようにとらえることができます。

この投稿に対して次のような反応がありました。

自主を促すコメント、通報したというコメント、ただ面白がっているコメント。

そして次のような嘘だった場合でも問題だというコメントなどが反応としてありました。

確かにこの書き込みだけでは嘘か本当かはわかりません。本当だった場合は当然許されるものではなく直ちに自主するべきです。怪我人が出なかったことだけが不幸中の幸いですが、パチンコ店だけでなく車の持ち主やその家族に多大な被害と迷惑を与えたのは事実。1日も早く反省をして償いをするべきです。

また、実際にパチンコが原因で犯罪を犯してしまったというケースは数多く存在します。

  • 2019年 青森県八戸市 パチンコ代を貸してほしいと頼んだら断られたので81歳の女性の首を絞め殺害
  • 2018年 愛知県名古屋市 パチンコ店で、パチンコをめぐるトラブルから刃物男が男性をめった刺しにする殺人未遂事件
  • 2020年 北海道札幌市 パチンコで負けた犯人が玉をゴミ箱に捨てたのを注意され、逆上し注意した店員を暴行
  • 2020年 埼玉県行田市 パチンコで負けた腹いせにトイレットペーパーに火をつけた

そのため、絶対嘘だと言い切れないのがこの書き込みの怖いところでもあります。

そして、この書き込みが嘘だった場合。こちらも「なんだ嘘だったのか」で済まされるものではないのは理解されている方もいらっしゃると思います。

マルハンの火災の原因を自分がやったと嘘をついた場合

マルハンの火災の原因を自分がやったと嘘をついた場合はどうなるのか?

業務妨害罪というものが適応され逮捕される可能性があります。嘘によって警察の捜査という業務を妨害することになるため「偽計業務妨害」に該当する恐れがあるということです。

業務妨害には威力業務妨害と偽計業務妨害があります。威力業務妨害とは脅迫など力押しで相手の業務を妨害すること、偽計業務妨害は嘘によって直接力をかけずとも業務を妨害することです。

https://www.keijihiroba.com/involved/2ch-arrested.html

この書き込みが警察に届かなければ逮捕はないですが、スレッドでは多くの方が通報しているようです。通報よって警察がもしかしてこの書き込みは本当に犯人のものではないか?と調査し違った場合・・・半年後や1年後に警察が家にやってくるということがあるかもしれませんね。

マルハンの火災の被害は駐車場の外にも

マルハンの火災の被害は駐車場の外にも被害が拡大していました。黒煙が大きく流れてきています。

もし、マルハンの火災の原因が自然発火ではなく放火であった場合。速やかに犯人が捕まってほしいと心から願っています。(8月22日の報道で車の発火ということが判明しました)

マルハンの火災の本当の原因はディーゼル車

マルハンの火災の原因は駐車場のディーゼル車のエンジンの下から火が出たと発表がありました。周辺のドライブレコーダーの映像と車の運転手への聞き込みで止めてから15分から30分の間に出火。それが自動車の素材である樹脂に燃え移り広がっていったとのことです。

つまり「立体駐車場のごみ箱を燃やした」というのは嘘の書き込みというわけです。当然この書き込みをした人は、上記にも記載した通り「偽計業務妨害」に当たる恐れがあるのですが、ディーゼル車の持ち主やマルハン、駐車場側には責任がないのかを見ていきます。

スプリンクラーなどの消火設備は?

スプリンクラーなどの消火設備を設置する義務がない「耐火建造物」として認定されている駐車場であったため、設置されていなかったようです。当然、設置義務がないため設置されていないことに対する責任を追及することはできません。

パチンコ店マルハンから補償は?

パチンコ店マルハンには何一つ法的な過失はなく保障の補償はないため、補償されることはありません。

ディーゼル車の持ち主に責任はないのか?

放火を故意に行っていたり、発火物を車内に置いていたりと”過失”がない限りは責任がありません。当然過失がない場合は車の持ち主に損害賠償を請求することもできません。ただ、車の調子が悪いことを認識していた場合や発火物を車内に置いていた場合、過失が発生するため、その場合は責任が発生する可能性があります。ここは現在も警察が調査中とのこと。

ちなみに、車両の発火というものは年に数十件発生しており、ほとんどの場合失火責任法により重過失に問われていません。

マルハンや他の燃えた車の持ち主たちはどうすればいいの?

どうしようもないです。火災の原因が過失のない車の自然発火であればどこにも損害賠償を請求できませんので、各自の保険でのみ対処が可能です。自然災害にあったのと同じで運が悪かったで片づけるしかできないのです。